式 辞
私ども、一般社団法人栃木県地質調査業協会は昭和四十五年に栃木県地質調査工事協会として会員4社で発足以来、一昨年十二月に五十年を迎えました。今年は五十二年目になりますが、本日ここに五十周年記念式典を催すことができました。新型コロナ感染症が猛威を振るい、一年先延ばして今日を迎えております。ひとえに五〇年と申しましても、この間の業界を取り巻く環境は順風満帆ではありませんでした。私たちの仕事は皆様ご存じのとおり、大きくはボーリングにより地盤の性情を明らかにすること、サンプリング試料から物理試験・力学試験等を行って土や岩盤の特性を把握する。それに加えて、その調査試験が目的とする設計・施工への有力な指標を提示、あるいは助言を含んだ成果を提供することを生業としてきました。
社会インフラ整備、維持管理等において測量業務と並び真っ先に必要とされる業務であります。高度情報化が進む中、求められる成果も高度化してきましたが、私たちの現場は五十年前と左程変わりません。地道な仕事であると思いますが、 我々がやらなくてはだれがやる といった使命感と責任感を持って社会貢献を果たしてきたという自負があります。
そこには、五〇年という歩みの中で支えあってきた会員。その会員各社に所属するすべての職員をはじめ、ご来賓の栃木県県土整備部様、公益財団法人とちぎ建設技術センター様、栃木県建設産業団体連合会様、そして私たち協会の親的な存在で社会的、技術的情報を共有してくださっている関東地質調査業協会様。そのほか、申し訳ないことでありますがお呼びすることができませんでした全国地質調査業協会、地盤工学会、土木工学会様などなどが、私たち協会を支えてきてくださいました。
いつのころからでしょうか、私たちの地質調査業が測量・コンサルタント業務と分離され一つの独立した業態として認知されてきたこと。先人たちが関係団体様との連携を深めながら努力を積み重ねてこられたことことの結果に他なりません。改めて敬意と感謝を奉げます。
これからの私たちが目指すところは、これまでの実績を踏まえ、昨今頻発する豪雨災害、地震災害等において、安全・安心な国土の強靭化に向けた社会インフラ構築の礎としての貢献を果たしていくこと。そのためにも私たち業界が抱える若手技術者の雇用・育成、後継者問題の解消に取り組んでいくこと。私たちを支えてくれている関係団体様との連携を維持発展させていくことであろうと思います。
これからも一般社団法人 栃木県地質調査業協会に厚いご支援・ご鞭撻を賜りますことをお願い申し上げましてあいさつに代えさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました。
令和4年4月28日
一般社団法人 栃木県地質調査業協会
会長 笠原武夫
設立50周年、感謝を込めて
私たちは、この50年間、栃木県の地域社会に貢献するべく、会員一同、一致団結して歩んで参りました。
協会活動の目的は、地質調査に係る調査研究、研修会等の開催、普及・啓発等に関する事業を行い、地質調査業者の健全な発展及び地位の向上を図るとともに、社会資本整備の推進に貢献し、もって栃木県産業の振興及び発展に寄与することです。
栃木県・県内市町など自治体のみなさま、(一社)栃木県建設団体連合会など業界団体のみなさま、土木学会関東支部栃木会・(公財)とちぎ建設技術センターなど関係団体のみなさま、(一社)全国地質調査業協会連合会・(一社)関東地質調査業協会・(公社)地盤工学会関東支部など地質関連団体のみなさまに支えられ、おかげさまで50周年を迎えることができました。
会員一同、心より感謝し、微力ながら地域に貢献するべく邁進していきたいと、心新たにする次第です。
右、永年勤続表彰受賞者の代表
バスキン工業 大貫学氏
左、講師感謝状受賞者の代表
富貴沢建設コンサルタンツ 小口一文氏
功労者表彰受賞者
左、山口文芳氏(中央土木工学研究所)
右、佐藤節氏の代理佐藤靖氏(パスキン工業)
表彰式の様子
【ご来賓】栃木県県土整備部
次長 林真 様
【ご来賓】公益財団法人とちぎ建設技術センター
理事長 田城均 様
【ご来賓】栃木県建設産業団体連合会
会長 渡邉勇雄 様
【ご来賓】一般社団法人関東地質調査業協会
会長 栃本泰浩 様
50周年式典 開会あいさつ
会長 笠原武夫
祝賀会の様子
昭和45年
昭和56年
平成13年
平成14年
平成15年
平成16年
平成17年
平成20年
平成22年
平成26年
平成27年
代表取締役 笠原武夫
代表取締役社長 喜内敏夫
協会創立に際し、多大なご尽力をされた先輩各社に対し改めて御礼申し上げます。
近年の頻発する集中豪雨、地震等の影響により、多大な災害が勃発する事態が身の回りで発生しています。これらに対応すべく技術の精度・進歩が求められています。今後も協会の会員が一丸となって、安全安心な社会づくりに貢献していきたいと思います。
人々の暮らしの礎となる地質の調査業務に携われることを誇りに思います。今後も会員一同皆様のお役に立てるよう精進して参ります。
これからも社員一同、精進してまいります。よろしくお願い致します。
取締役会長 佐藤節
これからも地域に密着した地質調査業協会として、社会に貢献できるよう祈念いたします。
取締役会長 宇佐美修
これからも会員のみなさまと共に技術の研さんを深め、地域の防災・減災やインフラ整備に貢献したいと考えています。
今後は,時代のニーズに対応するとともに,人材を育成するため,教育,指導及び啓発活動を推進したいと考えております。さらに,社会の持続的な発展に貢献するため,社員一同,日々たゆまぬ努力で技術力研鑽に努めてまいります。
50年という長きに渡り当協会を支えてくださった方々や諸先輩方に敬意を表します。
これからも地域社会に貢献してまいりますのでよろしくお願い致します。
創立50周年おめでとうございます。
私も協会の一員として、協会の益々の発展と明るい栃木県の未来に向けて精一杯尽力してまいりますので、関係皆様のご指導、ご協力を末永くよろしくお願いいたします。
弊社は,1985年に地質調査における調査ボーリングの専門会社として設立し,皆様方のご支援とご信頼をいただき,成長してまいりました。益々の協会の発展や地域に寄り添った社会づくりに貢献していきたいと思います。
当社も即戦力となる若い社員が増え、今まで以上に地域発展に貢献していけるよう、社員一同頑張ってまいります。
常務取締役 佐藤高信
これからも、安全安心な社会インフラ整備、防災減災に貢献していけるよう努力邁進する所存です。
次の50年を目指してより一層努力してまいる所存でございます。
今後とも皆様のさらなるご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。