年頭ご挨拶 「地盤性状に適した対策提案」

明けましておめでとうございます。
皆様方には、お健やかに令和2年をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、当協会の事業活動につきましては、日頃よりご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。

当協会は昭和45年発足以来信頼される協会を目指し、平成26年4月より「一般社団法人栃木県地質調査業協会」になりました。本年12月には創立50年となります。また平成17年には(一社)関東地質調査業協会栃木県支部を兼ねることになり、(一社)全国地質調査業協会連合会(以下、全地連)の活動も含めて全国の業界の情報提供を受けています。

令和元年度においては8月九州南部豪雨、9月台風15号そして10月の台風19号など度重なる台風上陸などで大規模な風雨災害があり、台風19号は栃木県にも甚大な災害がありました。いままでは栃木県は災害の少ない地域との認識でした。しかし栃木県も大災害を受けることがあり、日本全国どこも安全なところは無いのです。

9月に全地連主催の「技術フォーラム2019」が岡山で開催され「防災・減災・国土強靭化への対応・地質調査業の役割」をメインテーマに掲げられました。目に見えない地盤の性状をしっかり調査し理解して、その中に介在するリスクを評価することは、これからの安心安全で持続可能な社会を目指す国土強靭化に向けた取り組みとして大変重要なことであり、そうしたリスクに適した対策を提案していくことが地質調査業の使命だと思います。

私達、地質調査業者は優れた専門技術をもって、責任を再認識し、安全・安心な社会の構築に積極的に取り組んでいかなければならないと考えています。栃木に住んで、栃木の地質に精通している自負持ちながら、日々研鑽して学んで参ります。

今後とも、関係各位の更なるご指導、ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様方のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。

                    令和2年 元旦 
                    一般社団法人栃木県地質調査業協会 会長 喜内敏夫

新聞記事はこちら 「日本工業経済新聞に掲載された記事」 をご覧下さい。

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